茨城大学 工学部 生体分子機能工学科


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平成26年12月5日にいばらき量子ビーム研究センターにおいて第11回茨城地区分析技術交流会が開催されました。
本学科五十嵐研究室博士前期課程2年 尾島沙希子さん、山本悠平さんが下記の賞を受賞しました。

第11回茨城地区分析技術交流会 優秀ポスター賞
「機能性綿球を用いるPt, Au, Hgの選択的吸着と相互分離・回収法の開発」
○尾島 沙希子, 斎藤 昇太郎, 櫻井 惠太, 佛願 道男, 山口 仁志, 五十嵐 淑郎

<研究概要>
 本研究ではエポキシ基を官能基にもつ液状ポリマーEP-N1のアンモニア改質を行い、このポリマーと綿球(セルロース) により作製した機能性綿球(SO-1と命名) を用いることで、Pt・Au・Hgを選択的に吸着し、溶離液の種類により、相互分離・回収できるシステムを開発しました。本法は、環境への負荷を軽減した、都市鉱山からのPt・Auや廃液中からのHgの回収への応用が期待されています。

「二種類のキレート試薬を用いる銅(I,II)イオンの異種原子価高感度HPLC分析」
〇山本 悠平, 岡野 元, 木村 成伸, 山口 仁志,五十嵐 淑郎

<研究概要>
 従来の異種原子価定量は、操作が煩雑なため簡単・迅速、高感度かつ高精度に定量できる方法へのニーズが高まっています。そこで、本法はCu+に対して特異的な錯体を形成するネオクプロイン、およびCu2+と無電荷錯体を形成するDDTCの二種類のキレート試薬を同一条件下で反応させることで操作の簡便化を図り、さらに一滴濃縮法を用いることにより微量のCu+,Cu2+イオンを高感度かつ高精度に異種原子価金属の定量が可能なシステムを開発しました。生体試料(血清中成分分析)に応用できます。

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