他の手法では分かりにくい生体分子に多く含まれる水素、水和水を原子レベルで構造解析すると、未知の生体分子の機能の解明や産業応用への道が大きく広がります。この目的のために建設したJ-PARCのiBIX(茨城県生物系ビームライン;装置責任者=田中伊知朗)の効果的な利用を念頭に置いた研究を推進しています。
キーワード:
中性子タンパク質結晶構造解析、水素、水和水、J−PARC、産業応用
研究テーマ等:
1) |
J−PARC茨城県中性子ビームライン(iBIX)の機器高度化に係る試験研究、中性子構造解析の先導的研究(創薬ターゲット分子のプロトン・水和構造の先導的研究、構造解析を基礎としたドラッグデザイン(SBDD)における基質-タンパク質相互作用の研究、中性子回折実験用大型タンパク質結晶の冷却技術開発) |
2) |
新型パルス中性子回折計を利用した次世代構造生物学 |
3) |
水和ナノ構造研究 |
4) |
生体プロトン探索プロジェクト |
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